le Murmure de Juma☆Jumaのつぶやき

2018年1月から青年海外協力隊のコミュニティ開発隊員として、西アフリカのセネガルに来ました。日々の生活や活動を通して思ったことをつぶやきます。セネガルで過ごす日々にどんな出会いが待っているのか。楽しいこと辛いこと歯痒いこと。これからの2年を通して、自分の心がどんな風に変わっていくのか。大きな挑戦への小さな歩みを記すためのブログです。

良くも悪くも初めて尽くし。

3週間の現地語学訓練のあと、

2月の後半に首都のダカールを離れて

配属先のジョフィオールに来ました。

 

初めて蚊帳の中で寝たり、

初めてホームステイしたり、

初めてバケツとトマトのソース缶で水浴びしたり、

 

セネガルに来てから

初めてのことがいっぱいありました。

 

ジョフィオールに住んで1か月半。

保健区で働いて1か月半。

その間にも初めてのことがたくさんありました。

 

初めて道端でオレンジを買ったこと。

初めて袋入りの水を飲んだこと。

初めてシャレットにのって村へいったこと。

 

そして、初めての病院勤め。

 

とにかく最初は保健センターがどんな風に回っているのか、

 

ジョフィオール保健区にはどんな仕事があるのかを見てみようと、

 

診察や予防接種を見学してみたり、

薬局や検査室を見学してみたり、

とりあえず会議に出てみたり。

 

言葉の壁もあるし、

金融機関勤めだった私には、

説明を聞いても分からず、

目で見ても分からないことだらけで、

結局よく分からないままで終わることも多々あります。

 

でも初めてのことに驚きも多くて、

一つひとつのことに

「そうなんだ!」

「知らなかった!」

「これ初めて見た!」

とリアクションしていたら、

 

相手がすごく丁寧に教えてくれる、

と言うことを学びました。

 

そして、そうゆう時の相手の顔は、

とても嬉しそうだということも学びました。

 

彼らにとっては当たり前のことでも、

私には新鮮なことが、

何にも分からないことが、

プラスに働くこともあるのだな、

と実感しています。

 

歯科の診療を見学したとき、

初めて抜歯を見て怯える私をみて、

なぜか楽しそうに一つのひとつの道具を説明してくれた歯医者さん。

 

この前また診療を見学したとき、

「これは抜歯だな」と分かって、

局所麻酔の液と注射セットを渡し、

抜歯後にガーゼを2枚渡したら、

すっごく嬉しそうにうなずいていました。

 

それはちょうど、

エクセルに統計の数字を入力している同僚に、

コピー&ペーストを教えて、

次の日に彼が私の前で、

コピー&ペーストを活用したときの自分の気持ちと一緒なんだなと思ったとき、

 

"「無知の得」を活用すべし"

 

と自分に言い聞かせました。

 

自分の知識のなさが相手の自信につながったり、

もとが0だから簡単なことを一つ学ぶだけで、すごく成長した様に見えること、

 

知識がないことはマイナス面だけじゃないと教えてくれた出会いに感謝です。

 

でも、いつまでも「無知の得」は使えないので、

知識をつける努力もしなければ!

いま少しずつ医療用語や略語を勉強中です。

 

それにしても、きっと歯医者さんにガーゼを 渡したときの私の顔は、

コピペをしたときの彼と同じくらいドヤ顔だったんだろうな。

 

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📷ジョフィオールにきて初めてシャレットに乗ったときの一枚。