le Murmure de Juma☆Jumaのつぶやき

2018年1月から青年海外協力隊のコミュニティ開発隊員として、西アフリカのセネガルに来ました。日々の生活や活動を通して思ったことをつぶやきます。セネガルで過ごす日々にどんな出会いが待っているのか。楽しいこと辛いこと歯痒いこと。これからの2年を通して、自分の心がどんな風に変わっていくのか。大きな挑戦への小さな歩みを記すためのブログです。

PlanとAction。

セネガルに来て最初のころ、
配属先の会議に出たり、

管轄の保健ポストを回るなかで、

 

Pland'action(プランダクション)

と呼ばれる活動計画が作られていることを知って

 

「おー、結構しっかりしてるんだ」

 

と思ったわたし。

 

失礼を承知で言わせてもらうと、
自分が隊員として活動する場所には
計画をたてるなんて考えはないものと思っていました。

 

ところが、
きっと今日までのいろいろな支援のおかげもあり、
活動計画を作ることは
彼らの中ではもう当たり前のことでした。

 

でも、問題はここから。

 

当時関心していた私が
時を経るにつれ分かってきたこと。

 

計画が全然実現されていないじゃないか。

 

そして毎回同じような計画を繰り返しているじゃないか。

 

そう、彼らの中では
活動計画を作ることが一つのゴールになってしまっているのです。

 

本来、活動計画の作成とは
本当の目標(ゴール)により確実にたどり着くためのステップであるはずなのに。

 

計画が出来上がると、
もうそれで満足、という感じが伝わってきます。

 

だからたとえ計画どおりに行かなくても

 

「まぁ、○○だったから仕方ない」

 

というスタンスです。

 

そして振り返らない。

 

だから、

その○○を考慮できなかったことを
次の活動計画に活かすこともない。

 

ただひたすら
いつかその○○が起こらない日を待つだけ。

 

ちょっと極端かもしれませんが、
私にはこんな感じに見えます。

 

最近、一緒に活動しているセネガル人に

「半年間の活動計画をつくろう」

と言われ、私が作りました。

 

彼が「12月にやろう」と提案してきたことを
私は12月、さらに1月を準備期間として、
2月に実行する計画にしました。


きっと彼はわたしが作った計画を見て

 

「なんでこんなに遅いの!?」

 

と言うんだろうと思っていました。


が、彼が言ったのは

 

「いいじゃん!ばっちり!」

 

そして最後に

 

「計画どおりには行かないかもしれないけど、まぁ少しずつやろうよ」

 

と。

 

言い返そうと思って
胸の中に押し込んだ想い。

 

私はあなたに計画立てるとは本来どうゆうことなのか見せたくて、
この計画を実現するのに
必要な時間を考えて作ったんだよ。
なのに最初から、しかもあなたの言っていた日程よりも2か月も伸ばした日程をみて、
計画どおりに進まないのが当たり前みたいな言い方しないでよ。

 

彼にとっては活動計画の中身なんてどうでもよくて、
とにかく半年間の活動計画を立てたということが大切なんだということがよく分かりました。

 

私だってこの国で計画通り物事を進めるのが
どんなに難しいことか分かっています。

 

すべてが計画通りに進むなんて
ないに等しいことも。

 

でも、計画を立てて、それに沿って進める努力をすることを忘れてはいけないと思うんです。

 

努力をした結果、
計画通りに行かなかったら、
きっと悔しくって、

 

「次はもっとこうしよう!」

 

って自然と思えるはず。

 

それはつまり「振り返る」ということであり、
「成長する」ということなんだと思います。

 

努力があるから悔しさがあって、
悔しさがあるから成長できる。

 

だから、初めから努力することをやめたら
いつまでたっても同じ場所で
くるくる回っているだけ。

 

そんな風に思います。

 

いまは全然伝えられていないけれど、
いつか誰かと一緒に

 

努力して、悔しさを経て成長して、
そして最後に本当の目標を達成する。

 

そんな瞬間を味わえたらいいな、と思います。

 

まだまだ道のりは遠いけど、
伝える術もまだ持ち合わせてないけど、

 

この伝えられない悔しさをバネに、
ここで少し成長できたらいいな。

 

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📷凹んだときは近所のおうちの動物たちのお世話をするのが一番のストレス発散法。動物たちの目が「どうしたの?大丈夫?」って言ってるみたいで、一人でぶつぶつ馬やロバに話しかけています。