le Murmure de Juma☆Jumaのつぶやき

2018年1月から青年海外協力隊のコミュニティ開発隊員として、西アフリカのセネガルに来ました。日々の生活や活動を通して思ったことをつぶやきます。セネガルで過ごす日々にどんな出会いが待っているのか。楽しいこと辛いこと歯痒いこと。これからの2年を通して、自分の心がどんな風に変わっていくのか。大きな挑戦への小さな歩みを記すためのブログです。

無関心の壁。

やりたいことがあっても、
なかなか思うように進まないのが人生。

 

日本で暮らしてるときも、
やりたいことを実現するために
回り道をしたり、
あきらめて違う道を進んだり。

 

でも日本と明らかに違うのは、
そのレスポンスの早さ。

 

自分のやりたいことが
実現性があるのかないのか、
手応えがあるのかないのか。

 

ここでは、それが分かるまでに
とっても時間がかかります。


「これどう思う?」

『いいね!』


その軽快な『いいね!』の裏にある
無関心という壁の存在。


会議で力強く発言していた人が、
他の人の発言になるとYouTubeを見始める。

 

でも発言が終わると、とりあえず大きな拍手をする。

 

その"とりあえずの拍手"の裏にある
無関心という壁の存在。


その無関心という壁を壊して、
本当のレスポンスに辿り着くまでが遠い。

 

それは私がセネガルのお宅で、
苦手なラーという食べものが出てきたとき、

「おいしい?」

とか聞かれて、

『おいしいよ!』

と答えたのとちょっと似ている気がします。

 

せっかく用意してくれたし、
毎日食べるわけじゃないし、 
我慢できるから。


でももしその人が、

Jumaはラーが好きなんだ!

と思って、

それから毎晩ラーをわが家に届けたとしたら、

わたしはきっと

「申し訳ないけど苦手です」

と告白する。


相手はきっとがっかりして、

その姿をみて私は凹むんだろう。

 

これから私が提案していくことが、
目の前のみんなの将来に、
与える得ること。

 

良くても悪くても、
あなたの頑張りに『いいね!』

 

じゃなくて、

 

これは自分に関わってくることだから

『いいね!』か『よくないね!』

を素直に言った方がいいんだ、

そう思ってほしい。

 

これから
私がやりたいことを見つけて、

長い道の先で

本当のレスポンスを得られたとき、

その終着点は
『いいね!』じゃないかもしれない。


きっとそのときはすごく虚しいけど、

でもそれでもいいじゃないか、と

自分に言い聞かせるしかないなと思っています。


これはセネガルの人にとっては

『よくないね!』

だった。


その答えが得られただけでも成果はあったはず。


そうしたら次は

「何がよくなかったのか?」

それを考えればいい。

また新しく始めてみればいい。

 


こうやってあっという間に過ぎていくだろう2年。


中途半端に終わってしまうかもしれない2年。


でも中途半端でも、

 

セネガルのことを
ここに住むみんなの未来を
真剣に考えた2年だった。

 

そう言えたら、
素敵だなと思うのです。 

 

だからこの3か月間、
何にもできてないなって悩むときは、

そうやって
寝る前に毎日のように

考えたり悩んだりすることも、
私ができることの一つだな、と思うことにしました。

 

ちなみにラーとは、

クスクスに牛乳をかけたもの。

セネガルの子どもはラーが大好き。

朝ごはん、夕ごはんはもちろん、

たっぷり砂糖をいれておやつ感覚で食べたりもします。

 


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📷セネガルのクスクス。トウジンビエやトウモロコシを潰して蒸したもの。落花生のソースをかけることもあれば、牛乳やヨーグルトをかけることもあります。