le Murmure de Juma☆Jumaのつぶやき

2018年1月から青年海外協力隊のコミュニティ開発隊員として、西アフリカのセネガルに来ました。日々の生活や活動を通して思ったことをつぶやきます。セネガルで過ごす日々にどんな出会いが待っているのか。楽しいこと辛いこと歯痒いこと。これからの2年を通して、自分の心がどんな風に変わっていくのか。大きな挑戦への小さな歩みを記すためのブログです。

背中を押す言葉を私へ。

「すべての保健ポストに行ってみる」

と宣言し、
管轄内の17のポストを訪問し始めたのは3月の半ば頃から。

もちろん、
17のポスト全部で活動できるわけじゃないし、
1回行くのでさえ大変な場所にあるポストに、
活動のために通うのは現実的ではないけれど、

保健区に薬やワクチンを取りに来たポストの人を見たときに、

今朝、彼や彼女が通ってきた道が頭に浮かぶのと浮かばないのでは、

何かが変わるかも。

会議で彼や彼女の発言を聞いたときに、

どんな場所で働いているのかイメージが浮かぶのと浮かばないのでは、

何かが変わるかも。

そう思って、訪問を開始しました。

でもやっぱり、
交通手段の確保もあるし、
ぽんぽんと簡単に回れるものじゃない。

一人で乗り込んだり、
別の職員の用事に便乗したり、
看護師ボランティアとして半年前から派遣されている同僚と一緒に行ってみたりしながら、

いまやっと半分です。

でも

「全ポストを回る!」

と宣言したからには、
時間がかかっても回りたい。


以前勤めていた職場で、
トライアスロンのオリンピック選手にインタビューさせていただいときの彼女の言葉が、

ずっと私の中に残っています。

イラストが得意な彼女は、
サインの横に、

次のオリンピックでゴールしている彼女自身の絵と、

「金メダルおめでとう。」

という言葉を書いていました。

そうすることで、

自分自身の「金メダルをとるぞ!」

という気持ちも高まるし、

それを繰り返し言い続けていると、

周りの人さえも

「この子は金メダルをとるんだ!」

という気持ちになる、

と言っていました。

そうすることで
「チャンスを向こうから呼ぶんだ」と。

私の心にすっと入り込んで、
ずっと留まっている彼女の言葉。


数年前に留学を考えはじめたとき、
居心地の良かった職場を離れることが寂しいなと感じながらも、

大好きな上司と先輩に

「私、2年後には会社辞めて留学します」

と宣言したのは、
彼女の言葉があったから。

周りから沢山のエールをもらって過ごした
退職までの時間は、

留学をより充実したものにするエネルギーに代わり、

お世話になった方との関係もずっと続いています。

今回も、

「全ポストに行く!」

と言ったとき、

「どうやって?」

という人もいました。

 

でも、

いろんな人に、
「全ポストに行ってみたいんです」
と言い続けていたら、

 

「ここのポストでは、たまに保健センターの活動があるから、そのときに行く方がいいよ」

とか、

 

「予防摂取のワクチンを毎月届けるから、そのときに行くといいよ」

と言ってくれる人もいました。

 

「On y va!」(フランス語で"行くぞ!")

と言われて、訳も分からず着いていったら

そこが遠くの保健ポストだったり。

 

少しずつだけど、

「全ポストに行く」と宣言したおかげで、

 

周りから、

「この子はいろんな所に行ってみたいんだ」

と認識されるようになった気がします。

 

"背中を押してくれた人"
"背中を押してくれた言葉"

と言いますが、

 

自分の言葉で自分の背中を押すこともできる。

 

そう教えてくれた彼女に、

セネガルから「ありがとー!」と、

叫びたい。

 

ちなみに今日は

「ここのポスト行くけど一緒にいく?準備できるまで待ってて!」

と言われて、3時間待った結果、配車がうまくいかず行けませんでしたとさ。笑

ま、そんな日もあるさ(´・∀・)



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📷10日ほど前から我が家に同居しているトカゲののび太。どうせ待つなら焦らずに、こんな風にのんびりゆったり構えて待ちたいものです。