le Murmure de Juma☆Jumaのつぶやき

2018年1月から青年海外協力隊のコミュニティ開発隊員として、西アフリカのセネガルに来ました。日々の生活や活動を通して思ったことをつぶやきます。セネガルで過ごす日々にどんな出会いが待っているのか。楽しいこと辛いこと歯痒いこと。これからの2年を通して、自分の心がどんな風に変わっていくのか。大きな挑戦への小さな歩みを記すためのブログです。

彼の本心が知りたい。

ちょっと前に、

初めて会った保健ポストのシェフから、

「嫌い」

と言われました。笑顔で。


なんでも、

私の所属先がセネガル政府に対して行った資金援助の資金を、
政府がうまく活用できず、

お給料の支払いがストップしてしまったそう。
しかも7か月も前から。

 

だから

「J○○Aが嫌い」なんだと。

 

その後、彼の話を聞いて、
もちろん自分の所属先からも話を聞いて、

 

「責任という面では、こちらに落ち度はない。

でも彼の気持ちもよくわかる」

という結論に達した私。

 

「きみの配属先の一番偉い人にダカールで会議を開いてと頼んでくれ」

と言われ、

 

なんとも薄情な話ですが、
正直なところ、

 

「来たばかりの私に、そんなこと言わないでよ~><」

と思いました。

 

「また会うの気まずいな…」

とも思いました。


だから先日、

彼が勤めている保健ポストにいってきました。

このまま気まずい気持ちが大きくなる前に、
会っておきたかったから。

 

そのポストは島にあるので、





シャレット(馬の引く荷台に乗るこちらのタクシー)

を乗り継いで行きます。

 

幸いにも歯医者さんと同行することができて、
道中は一人ではありませんでしたが、

内心はドキドキです。

 

「何で来たんだよ」

って思われたらどうしようと、
ここでも持ち前の想像力を発揮。

 

シャレットの荷台に揺られながら、
「会ってひと言めに何て言おうか…」
それで頭がいっぱいでした。

 

でも拍子抜けするくらい、
笑顔で迎えてくれて、
来たことを喜んでくれたようで、
私の心もちょっと軽くなりました。


さすがに半日も一緒にいると、だんだん打ち解けて、

 

「J○○A!」

と私を呼ぶ彼の冗談に、

 

「私の名前はJumaです~」

と、

 

(*´・з・)←こんな顔で、
返せるまでにはなりました。


現地の言葉を教えてくれたり、
いろんな話をしてくれる優しい彼。

「また来なよ!」

と言ってくれ、

連絡先も渡されました。


でもやっぱり気になる、

彼の本心。


嫌いだと言うことは、

関心があるということ。

嫌われたということは、

その前には期待があったということ。


だから、

もっと彼を知りたいし、

私のことも知ってほしい。


看護師とボランティアとしてじゃなく、
一人のヒトとヒトとして付き合ったとき、
どれだけ認めてもらうことができるのか。


私たちの関係がこれからの2年で、

いい方向に進むのか、
当たり障りなく終わるのか、
それとも別の道を辿るのか…

怖い気もするし、
楽しみな気もする。

 

でも彼の存在があって、
現地語を覚えたいという気持ちが強くなりました。

 

よく「語学の秘訣は恋人を作ること」
と言うけれど、

 

要は相手のことをどれだけ知りたいか、と言うこと。

 

いままさに、語学を習得するには、
絶好の機会を得ているわけです。

 

彼との関係も良くなって、
語学も伸びたら、万々歳。

 

だから頑張るしかない。

そう、頑張るしかないのです。

 

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📷朝、島に向かう船の船頭には私の気持ちを象徴するかのような碇が。心の錘を上げて後悔しないための航海へ、いざ出発!の一枚。