ハルニャーモ?
今週から新しく始めたことがあります。
ちょっとしたアンケート。
ここで自分に何ができるかな、
どんなアプローチがあるかな、
と、ずっと何かを探すように過ごしてきた
これまでの日々。
まだ探しものは見つかりませんが、
医者でもなければ、
看護師でも助産師でもない私には、
病気を治療することは出来ないし、
診察を見ても日本の医療現場と比較もできない、
だからもっと身近なところから。
と考えて、
セネガルの人の食事を見てみようと、アンケートを始めました。
聞いてみることにしたのは、
①今朝は何を食べましたか?
②昨日の夜は何を食べましたか?
③昨日のお昼は何を食べましたか?
(もちろん入っていた具材を聞きます)
④3食の食事以外で、昨日食べたものはありますか?果物やお菓子など
⑤料理に使った野菜や果物はどこで買いましたか?
この5つの質問を、
予防接種のために保健センターにきたお母さんに、待ち時間を利用して聞いてみました。
この日本語だったら、
5分、いや3分もかからないアンケート。
初日は2時間かけて8人。
セネガルにはウォロフ族、セレール族、プル族などの民族がいて、
大多数の人がウォロフ語と自分の母語を話します。
公用語はフランス語ですが、
フランス語が苦手と言う人も多くて、
セレール族の多いジョフィオールでは、
日常生活はセレール語かウォロフ語です。
(結婚や仕事でこちらに来た人もいて、
セレール語が分からないと言う人もいます。)
つまり、
フランス語が分からないと言われたら、
セレール語かウォロフ語です。
2月にあった約3週間の現地語学訓練では、
ウォロフ語ではなくセレール語を学習。
つまりフランス語が通じない場合、
私には豆粒のような知識のセレール語という選択しかありません。
この拙いセレール語で、
食事のメニューを聞いて、
やっと伝わったと思ったら、
返ってきた単語の意味が分からなくて、
フランス語で何て言うかを知っている人を見つけて、
フランス語が分からないときは、
聞こえたとおりに、とにかくメモる。
日本語を使って
例えるなら、こうです↓
「昨日は何を食べましたか?」
『天丼です』
「天丼とはなんですか?」
『天ぷらをご飯に乗せてタレをかけたものです』
「天ぷらとは何ですか?」
『野菜や海老、魚を揚げたものです』
「タレとはなんですか?」
『ソースです』
「野菜はどんなものがありましたか?」
『なす、かぼちゃ、ピーマン、大葉です』
「大葉ってなんですか?」
『大葉は大葉です。葉っぱの種類です。』
2時間で8人の理由はこれです。笑
時間がかかって、
待ち時間のはずが、
予防接種が終わってからも
アンケートの続きをする私。
それに付き合ってくれるお母さん。
最初は分からなかった
「昨日の夜、何を食べましたか?」と言う質問を、3人目くらいで、
「ファークチャンギッ、ウォ、ハルニャーモ?」
と言えたとき、
「ワーイ!」といって、
盛り上がってくれたお母さん。
最後に、
○○(名前)、ジョーカンジャル!(ありがとう)
というと、
ニコッとしてくれたお母さんに感謝!
塵も積もれば山となる。
2時間で8人でも10回やれば80人。
30回やれば240人。
いつか、Juma=
「何食べましたか?」って聞いてくる日本人の子。
と言われるのを目指して、
コツコツ頑張ります(´・∀・)q
📷予防接種の会場。保健センターは毎週月木が予防接種の日。