le Murmure de Juma☆Jumaのつぶやき

2018年1月から青年海外協力隊のコミュニティ開発隊員として、西アフリカのセネガルに来ました。日々の生活や活動を通して思ったことをつぶやきます。セネガルで過ごす日々にどんな出会いが待っているのか。楽しいこと辛いこと歯痒いこと。これからの2年を通して、自分の心がどんな風に変わっていくのか。大きな挑戦への小さな歩みを記すためのブログです。

ハルニャーモ?

今週から新しく始めたことがあります。

ちょっとしたアンケート。

 

ここで自分に何ができるかな、

どんなアプローチがあるかな、

と、ずっと何かを探すように過ごしてきた

これまでの日々。

 

まだ探しものは見つかりませんが、

 

医者でもなければ、

看護師でも助産師でもない私には、

病気を治療することは出来ないし、

診察を見ても日本の医療現場と比較もできない、

 

だからもっと身近なところから。

 

と考えて、

セネガルの人の食事を見てみようと、アンケートを始めました。

聞いてみることにしたのは、

 

①今朝は何を食べましたか?

②昨日の夜は何を食べましたか?

③昨日のお昼は何を食べましたか?

(もちろん入っていた具材を聞きます)

④3食の食事以外で、昨日食べたものはありますか?果物やお菓子など

⑤料理に使った野菜や果物はどこで買いましたか?

 

この5つの質問を、

予防接種のために保健センターにきたお母さんに、待ち時間を利用して聞いてみました。

 

この日本語だったら、

5分、いや3分もかからないアンケート。

 

初日は2時間かけて8人。

 

セネガルにはウォロフ族、セレール族、プル族などの民族がいて、

大多数の人がウォロフ語と自分の母語を話します。

 

公用語はフランス語ですが、

フランス語が苦手と言う人も多くて、

 

セレール族の多いジョフィオールでは、

日常生活はセレール語かウォロフ語です。

(結婚や仕事でこちらに来た人もいて、

セレール語が分からないと言う人もいます。)

 

つまり、

フランス語が分からないと言われたら、

セレール語かウォロフ語です。

 

2月にあった約3週間の現地語学訓練では、

ウォロフ語ではなくセレール語を学習。

つまりフランス語が通じない場合、

私には豆粒のような知識のセレール語という選択しかありません。

 

この拙いセレール語で、

食事のメニューを聞いて、

やっと伝わったと思ったら、

返ってきた単語の意味が分からなくて、 

フランス語で何て言うかを知っている人を見つけて、

フランス語が分からないときは、

聞こえたとおりに、とにかくメモる。

 

日本語を使って

例えるなら、こうです↓

 

「昨日は何を食べましたか?」

『天丼です』

「天丼とはなんですか?」

『天ぷらをご飯に乗せてタレをかけたものです』

「天ぷらとは何ですか?」

『野菜や海老、魚を揚げたものです』

「タレとはなんですか?」

『ソースです』

「野菜はどんなものがありましたか?」

『なす、かぼちゃ、ピーマン、大葉です』

「大葉ってなんですか?」

『大葉は大葉です。葉っぱの種類です。』

 

 

2時間で8人の理由はこれです。笑

 

時間がかかって、

待ち時間のはずが、

予防接種が終わってからも

アンケートの続きをする私。

 

それに付き合ってくれるお母さん。

 

 最初は分からなかった

「昨日の夜、何を食べましたか?」と言う質問を、3人目くらいで、

 

 

「ファークチャンギッ、ウォ、ハルニャーモ?」

 

と言えたとき、

 

「ワーイ!」といって、

盛り上がってくれたお母さん。

 

最後に、

○○(名前)、ジョーカンジャル!(ありがとう)

 

というと、

 

ニコッとしてくれたお母さんに感謝!

 

塵も積もれば山となる。

2時間で8人でも10回やれば80人。

30回やれば240人。

 

いつか、Juma=

「何食べましたか?」って聞いてくる日本人の子。 

 

と言われるのを目指して、

コツコツ頑張ります(´・∀・)q

 
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📷予防接種の会場。保健センターは毎週月木が予防接種の日。