le Murmure de Juma☆Jumaのつぶやき

2018年1月から青年海外協力隊のコミュニティ開発隊員として、西アフリカのセネガルに来ました。日々の生活や活動を通して思ったことをつぶやきます。セネガルで過ごす日々にどんな出会いが待っているのか。楽しいこと辛いこと歯痒いこと。これからの2年を通して、自分の心がどんな風に変わっていくのか。大きな挑戦への小さな歩みを記すためのブログです。

初めての上京。

セネガルに来てから4か月後に実施される
オリエンテーション(通称4か月オリ)のため、

 

初めて公共交通機関を使って
ジョフィオールから首都のダカールへ行きました。

 

ダカールから約155km、車で約3時間と
首都から比較的近いジョフィオールですが、

大きな町ではないため、
基本的に2回乗り換えが必要です。

 

水曜日の朝、
初めての上京にドキドキしながら出発。


まずはジャスモンと言う町まで乗り合いタクシーに乗車。

 

道が空いていたのもあり、約40分でジャスモンに到着。


ここで1度目の乗り換えです。

 

ジャスモンはT字路の交差点にあたる場所。

 

ジョフィオールは「T」字路の「I」の下の方にあります。


「I」を上に上っていくとジャスモンのT字路の交差点。

 

「ー」の部分を右に行くとファティック、左に行くとンブールという大きな町へ出ます。

 

私が行きたいのはンブール方面。
つまりT字路を左に曲がります。

 

このジャスモンからは、
乗り合いタクシーの他にも
セットプラス(仏語で7席という意味の客席が7つある車)や、
カール(ミニバス)など、
いくつか交通手段があり、到着時の状況次第でどれを使うか選びます。

 

初めての乗り換えで完全に戸惑っている私に、
ジョフィオールの乗り合いタクシーのお兄さんが降りてきて、

 

「この子はダカールに行くんだ」

 

と、ンブール行きの乗り合いタクシーのお兄さんのところまで連れていってくれて、

 

「この子をよろしくな!」

 

と爽やか笑顔で去っていきました。

 

再度乗り合いタクシーに揺られること1時間ちょっと。
ンブールに到着し、2回目の乗り換え。

 

ガラージュと呼ばれる、タクシーやセットプラス、バスが集まるターミナルで、

 

「ンブールから、ダカール行きのセットプラスに乗る」

 

それは分かっていたものの、人も車もごちゃごちゃしていて、何がなんだかさっぱりです。

 

ジャスモンから乗ったタクシーの運転手さんに、

 

「初めてダカールに行くんだけど、どうしたらいい?」

 

と聞いたら、

 

「乗りなよ!」

 

と再度乗車させられ、

ガラージュ内を移動、

ダカール行きのセットプラスの真横に停車してくれました。

 

「この子はダカールに行くんだ、よろしくな!」

 

と私が荷物を積んで、
ダカール行きのセットプラスに乗り込むまで
見送ってくれたお兄さん。

 

二人のお兄さんのおかげで、
2度の乗り換えをスムーズに突破し、
無事にピキンと呼ばれる首都ダカールの大きなガラージュに到着できました。

 

が、ガラージュ・ピキンの広いこと。

 

ここが一番怖いよ、と思いながら

ここから隊員の宿泊所までタクシーをどうしたらいいやらと戸惑っていた矢先、

 

「あなたのこと知ってる!」

 

と、地元がジョフィオールの近くだという
セネガル人の女性に話しかけられ、

 

教えてもらった乗り合いタクシーで宿泊所に到着することができました。

 

セネガルの人の
優しさに支えられた初めての上京。

 

思い返すと、

 

「ひとりで不安だった時間は
全部合わせても1分もなかった」

 

という前日までの緊張がウソのような結果に。

 

こうしてたどり着いた
3か月ぶりのダカールは、
私の目には大都会にうつって、
地方から東京に出てきた学生の気持ちを
体験できたような気がしました。

 

ここからダカールで同期と過ごした3日間はまた別の記事で。

 
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📷大都会ダカールで買ったもの。大好きな辛系調味料と、落ち込んだときに食べようと決めた羊羮など。アジア系の食材はダカールでしか手に入らないので、この機会を活用して買っておきます。