le Murmure de Juma☆Jumaのつぶやき

2018年1月から青年海外協力隊のコミュニティ開発隊員として、西アフリカのセネガルに来ました。日々の生活や活動を通して思ったことをつぶやきます。セネガルで過ごす日々にどんな出会いが待っているのか。楽しいこと辛いこと歯痒いこと。これからの2年を通して、自分の心がどんな風に変わっていくのか。大きな挑戦への小さな歩みを記すためのブログです。

メルシー、駒ヶ根。

協力隊の隊員は

合格してから実際に任国に派遣される前に

 

「派遣前訓練」

 

という2か月半の訓練を受けます。

 

私も長野県の駒ヶ根市にある
駒ヶ根訓練所で
10月のはじめから12月半ばまで
この訓練を受けました。

 

訓練中のわたしの目標は

目立たず過ごすこと。

 

正直に言うと
派遣前訓練早く終わらないかな~
とずっと思っていました。

 

もちろん友達も出来て、
楽しいこともたくさんあって、

みんな別々の場所に行っちゃうのが
寂しいなという気持ちもあったけど、

 

2年後にまた日本で会えるし、
それより早くセネガルに行って
現地のことが知りたいなぁ、そう思って過ごしていました。


でもここ数日で、

 

派遣前訓練を受けてよかった!

 

と思う出来事が相次ぎました。


まずは、同職種の友達とのLINE。
   
別名を「なんでも屋」
と言われるコミュニティ開発という職種。

 

専門知識や技術がない私たちは、

 

"何にも知らない自分に一体何ができるんだろう"

 

そんな思いを抱えながら活動しています。

 

例えばわたしの場合、

病院の診察を見ていて気になることがあっても、

質問はできるけど、指導はできない。

 

だって私は医者でも看護師でもなければ、

医療機関で働いたこともない。

 

そんな自分が、
情けなくて頼りなくて、落ち込むことも少なくありません。

 

ここ1週間ほど、医療機関のストライキが続いて活動が全然進まないとき、

 

訓練中に一緒に過ごした
コミュニティ開発の隊員から

 

「最近どうですか~?」

 

と連絡がきました。

 

女4人のグループLINEで、
活動のこと、任地での生活のこと、
いろいろ話していると、

 

同じような悩みを抱えているんだなぁ~

と妙に安心したり、

 

友達を励ますための言葉が、
自分自身を励ましてくれたり、

 

とにかく

「一人じゃないんだ」

そう思えました。


そして次の日

珍しく夜に電話が鳴ったな、

と思うと、

 

同じ西アフリカのブルキナファソにいる同期隊員3人からのテレビ電話。

 

聞こえづらくて、フリーズしがちな
テレビ電話を通して
住んでいる家を紹介しあったり、

 

○○ちゃんは元気?

と他愛ない話を繰り広げている間、

 

ずーっと笑顔です。

 

このわたしの笑顔で、この電話がどれだけ嬉しかったか分かるでしょ!

 

そんな感じでした。

 

駒ヶ根訓練所で一緒にフランス語を勉強してきた仲間。

 

たくさんの時間を過ごした仲間の姿を見て、

「一人じゃないんだ」

またそう思いました。

 

同期のパワーはすごいです。

 

自分には分からないことも

 

「誰か教えてください!」

とフェイスブックで呼びかけたら、

「それなら分かりますよ~」

と遠い国の同期から連絡が来たり。


わたしを励まして、笑顔にしてくれて、
わたしの足りないところを補ってくれる。

 

ぜんぶ駒ヶ根で出会った同期のチカラです。

 

同じ2年間で
活動がうまくいった人、思うようにいかなかった人、

 

任国での暮らしが楽しかった人、大変だった人、


きっと結果はそれぞれだと思うけど、

 

見知らぬ土地での毎日に

笑ったり、落ち込んだり、悩んだり、
ときには開き直ってみたり。

 

世界のいろんな場所で、

こうやって同じように日々を過ごしている人がいるんだな、と実感すると、

「一人じゃないんだ」と思えて、

 

セネガルという車輪の中で
くるくる回るハムスターみたいだった自分の視点がぱっと開けて、
気持ちが明るくなりました。

 

駒ヶ根がくれた出会いに感謝です。

 

2020年の1月に、
みんなに楽しい報告ができるよう
みんなに負けないくらい

 

いろんなことに挑戦して、
たくさん失敗して、たくさん悩んで、

そしてたくさん学んで帰りたいなと思います。

 

駒ヶ根のみんな、がんばろうねヽ(´ー`)ノ


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📷懐かしの駒ヶ根ランニングコース。毎朝ランニングしたり、たまにダンスしたり、寒空の下みんなよく頑張りました。