le Murmure de Juma☆Jumaのつぶやき

2018年1月から青年海外協力隊のコミュニティ開発隊員として、西アフリカのセネガルに来ました。日々の生活や活動を通して思ったことをつぶやきます。セネガルで過ごす日々にどんな出会いが待っているのか。楽しいこと辛いこと歯痒いこと。これからの2年を通して、自分の心がどんな風に変わっていくのか。大きな挑戦への小さな歩みを記すためのブログです。

夢を旅した少年。

6月の終わりから始まった雨季が、
もうすぐ終わります(たぶん)。

 

雨のせいでインフラが安定しない日々を言い訳に
ブログを書くのをサボってしまった私。

また今日からちょっとずつ始めたいと思います。

 

前回の更新から1か月半、
イスラム最大のお祭りである

タバスキ(犠牲際)

を始め、

 

年次休暇を使って行った

モロッコ旅行

など、

 

書くことはいろいろあるけれど、
それはまた今度にします。

 

今日書くのは、
最近私の心をぐっと掴んだものについて。

 

首都ダカールにある
隊員専用宿舎(通称ドミ)には
歴代隊員が持ち込んだ本が並ぶ本棚があります。

 

隊員の多いセネガルだけあって、
かなりの数の本が並んでいます。

 

モロッコ旅行から戻った日、
他の隊員につられて、なんとなく本棚をみてみると懐かしい本を発見。

 

「これ、すごく素敵な本だったな~」

 

と思って、
再びページをめくってみました。

 

短いストーリーのなかに込められた
たくさんのメッセージ。

 

その一つひとつが力強く、

 

自分の歩む道は自分で決めなくちゃいけないんだ

 

と、語りかけてくる。

 

そして読み終わったあと、
なぜか知らないけどちょっとだけ
自分に自信がついたような気持ちになれる。

 

そんな1冊。


名作中の名作、

 

パウロ・コエーリョ著『アルケミスト』


いま私は旅の途中。
宝物を求めてエジプトを目指すサンチャゴと同じ。

 

3年前に勇気を出して、
居心地の良かった職場を離れて旅に出た。

 

いまはちょうどこの辺りかな。

 

サンチャゴがタンジェのクリスタル屋で働いたように

私はセネガルでボランティアをしている。

 

私にとってのピラミッドは
まだどこなのか、それが何なのか分からないけど、

答えはきっと前兆が届けてくれる。

 

前兆を見逃さず、
恐れを捨てて飛び込めば
きっといつか自分にとって一番大切な宝物を見つけることができるだろう。


この本を初めて読んだのは確か社会人になってから。

 

でももしもっと前に読んでいたら、
もっと早く飛び込む勇気が持てたのかもしれません。

 

大袈裟だけど、

中学生でアルケミストを読んで、
高校生でカラマーゾフの兄弟を読んだら、

 

人生において大切なことの
半分くらいをすごくいい時期に学べるんじゃないかと思う。

 

この歳になって読んでも
わくわくする物語。

久々に胸が踊る読書タイムでした。

 

読書の秋ならぬ読書の雨季。

 

さて、私だけの宝物を目指して
明日もまたこぴっと頑張ろっと♪f:id:hassy-juma:20181010071144j:image

📷モロッコ旅行中にザゴラ砂漠で見た朝日。この砂漠のもっと先、エジプトのピラミッドまで少年は夢を追いかけて旅をしたのです。